さく井工事をするなら資格所有者を見極めろ

井戸を作るための基礎知識

男女

事前調査が非常に重要

業者によるさく井工事は、まず水源探査から始まります。井戸の設置を予定している場所の地下地質、水質、水量等についてさまざまな調査を行い、目的の井戸に適合するかどうかを調査します。その結果を踏まえ井戸の設計を行い、必要な設備や資材等を準備します。次に井戸の予定の場所にさく井工事用の設備を設置し、掘削作業を目的の深度まで実施します。掘削には固い地層や岩盤に強く、大深度に適しているロータリー式、比較的柔らかい地層に向いているパーカッション式、固い地層や岩盤専用のハンマー式の3種類の中から、その地層に最も適している工法で行います。掘削が完了したら掘られた穴に内枠を取り付けます。これをケーシングと呼びますが、ハンマー式のみ掘削しながらケーシングを取り付けることができます。ケーシングはガラス繊維で強化したプラスチックと樹脂モルタルで作られた管で、酸やアルカリに強いので腐食や錆の心配が無く、耐食性に優れています。その後、地下水をケーシング内に誘導し、地上に汲みあげて揚水試験を行います。実際に水を汲みあげた時に、近隣の同じ水脈を利用している井戸や施設等に問題が発生しないかを調べる影響調査、ケーシング内の流速と面積により湧出量を求める微流速試験、水脈内の異なる層から揚水を行い、その水質の違いを調べる層別試験等があります。これらの試験の結果、井戸の目的に適合するポイントを決め、最終的な水質の検査を行います。全ての試験をクリア後、さく井工事用設備を撤去しポンプ設置や井戸周辺の設備工事を行い、さく井工事は終了となります。